NPO法人 こどもグリーフサポートふくおか

本ホームページは、第27回エフコープふくし助成金により作成しました

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グリーフサポート通信「いつも通り始まって、いつも通り終わる」

 

こどもグリーフサポートふくおか(グリふく)の「大切な人をなくした子ども/10代のつどい」では、グリーフサポート/グリーフワークの大切なことの1つとして、「いつも通りの時間に始まって、いつも通りの時間に進んで、いつも通りの時間に終わる」ことを、大切にしています。

家族などの「大切な人」を亡くすプロセスは、誰として同じではなく、経験も、記憶も、感じることも、様々です。

例えば、事故、災害、自死や突然死など、「突然、大切な人が亡くなる」という経験をしたとき、子どもにとっても(大人にとっても)「いつも通りの世界」が無くなってしまうような経験にもなってしまいます。

また、闘病の末に家族を亡くした場合も、子どもの年齢や状況によっては、家族が病気になっていることを知らされていなかったり、病気であることは知っていても「治るんじゃないかな」と受け止め、その状況がいずれ「死」に繋がることが想像しにくいこともあります。そんな場合に、本当に家族などの死がおとずれたときに、「突然、大切な人がいなくなった」という感覚・経験になることもあります。

グリふくの「子どものつどい」は、午後1時15分にスタートして、午後3時半に「おわりのわ」が終わるまで、時間を守って進めるようにしています。たまに、参加予定のご家族・お子さんが早めに全員そろうこともありますが、「いつものスタートの時間」になるまでは、会場でオモチャを見たり、少し遊んだりしつつも、つどいのスタートである「はじまりのわ」は、時間まで始めないことにしています。

「グリふくの『つどい』に来たら、いつも通りの流れがあって、いつも通りのルールがあって、いつも通りの場所がある」(子ども自身が感じているかは子どもが決めますが)ちょっとしたことでも、それが、グリーフを抱える子ども・大切な誰かを失う経験をした子どもにとっての、安心で安全な場で、大事なことだと考えています。

現在の世界中での新型感染症の状況により、「始まるはずだった学校が始まらない」ことや「在宅期間と思っていたら、急に学校が始まる!」など、その出来事や変化への不安だけでなく、喪失を経験したことからの漠然とした不安感を抱えることもある時期かもしれません。(学校関係者の方々、保護者の皆さまも、本当に大変なときだと思います。)

2020年6月現在は、「つどい」の開催を中止としていますが、また「いつものつどいの場所・空間」をつくる準備は、いつでも整えています。また、すでに参加経験のあるお子さんとの、オンラインでのお話し会も開催中です。

ご質問など、いつでもご連絡ください。

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(数年前に福岡市内で撮ったアジサイ)

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