NPO法人 こどもグリーフサポートふくおか

本ホームページは、第27回エフコープふくし助成金により作成しました

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グリーフサポート通信:子どもからの質問「また家族が死んじゃうの?」

 

今回は「子どものグリーフ」のことを、1つの投稿記事としてお知らせしたいと思います。

グリーフってなぁに?

現在(2020年4月)、新型ウイルス感染症の影響により、日本や世界中で「日常ではない毎日」が起きています。また、ニュースなどから子どもたちも、毎日のように誰かが亡くなっていることや、感染した人が増えていることを見たり聞いたりすることもあるかと思います。

年齢や個人によって、受け止め方や表現は異なることもありますが、「大切な人を亡くす」という経験をしている子どもたちにとって、「また家族が死んじゃうのかな?」と、現実には家族は元気だと分かっていても不安な気持ちになることもあります。

お父さんを亡くした経験がある子が「お母さんも病気になって死んじゃうのなか?」と思ったり、お母さんを亡くした経験がある子が「お父さんも死んじゃうのかな?」と思ったり、きょうだいを亡くした経験がある子が「他のきょうだいも死んじゃうのかな?わたしはどうなるのかな?」…と不安になったりすることもあるかもしれません。

子どもがそういった発言や表現をしたとき、大人は戸惑ってしまうこともありますよね。子どもの発言に「そんな悲しいこと言わないの!」…と、子どもの表現をとめてしまうこともあるかもしれません。子どもを元気づけようと話題を変えて「面白い遊びしよう!」と提案してしまうこともあるかもしれません。

そんなとき、グリーフサポートの場では、例えば「お母さんが死んじゃうかも…って思うんだね(と言っているね)」など、子どもの言葉をそのまま返すことで、答えを出そうとせずに、子どもが表現していることを大事にしながら、やり取りを続けたりします。やり取り(そこからの「遊び」や「言葉」や「動き」)の中から、子どもが自分なりの安心を見つけていくことも、あります。

また、子どもの表現も色々なので、「また家族が死んじゃうかも」という不安や気持ちをそのまま言葉で伝えてくることはあまり無いかもしれませんが、言葉にならない表現として、子どもなりの不安などを思っていることもあります。ふさぎ込んでいるような様子だと心配なとき、例えば「見えたままのことを言う」イメージで、例えば「今日は口をギュッと閉じて、下を見て過ごしているね。」というやり取りを続けてみたり。

こうして文章にすると難しいのですが…、またグリーフサポートのことも、ホームページやFBでもお伝えしていきたいと思います。

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